1960年代初頭のアメリカのモノクロ映画。
ゲームのサイレントヒル・シリーズの遠源じゃないかと思えるような悪夢の世界だ。
モノクロというのはカラーで実写のリアルさを追求する作品と違い、ほんとに夢のような、現実とは異なる独特な感覚が強くていい。
叙事的な作品で、感情移入とかそういうことがないのだけど、人間にとって不可知の領域にでも触れるかのような、神秘主義的な境地に浸れる。
今、リアルなコンピュータ・ゲームが流通してる一方で、ファミコンのぼやけた世界とかをかえって愛好する波もある。
映像作品やビデオゲームを求める人の心の求めるところって、実は不可知な神的領域、あるいは精霊世界じゃないかなあ。
非リアル派ほど神秘主義者的で、古代人的な心の持ち主だったりして。
ああ、今日は何か脱力な日なので、こういう幻想的なオルガンが鳴り響くなか、不思議映像で構成された物語でもぼーっと体験し続けたいなあ。
やることたくさんあるんだけどね。
つまるところ、現実の世界に向き合わないで、少し休んでいたいんだね。